米澤さんのこと。



世界初のプロの阿波踊り連「寶船」の米澤さんのことは、こちらのブログでも何度かお名前を出させて頂いておりますが、今日は改めてご紹介をさせて頂こうと思います!

6年ほど前から一方的に存じ上げておりましたが、当時バンドをやっていた米澤さんのステージを観たのが始まりです。
私はそのときに友達とふたりで強い衝撃を受けました。
曲もつくり、歌詞を書き、ギターを弾き、間奏のあいだに踊っていた米澤さんを見たのです!
そのすべてが面白くて素晴らしくて、「大好きなアーティストを見つけてしまった!!」という喜びを噛み締めました!!

すべてに驚いたのですが、まず米澤さんは男性なのに、女性の気持ちを歌った歌詞があまりにリアルで驚き、当時読んでいたサリンジャーという作家の小説を思い出しました。
あとがきか何かに「自分と逆の性別の人物をリアルに描くことは、一流の作家にしか出来ないことで…」という一文があり、米澤さんは小説を書いていたのではないかと想像しました。

軽く酔っ払い、ライブハウスを出て、夜の街を歩きながら、アレコレと話しました。
「きっと小説を書いていたんじゃないかなぁ?」
「でもあのステップみたでしょ?!!ダンスも経験者なんじゃないかしら??」
「えっ?でも、曲も書いて、詩も書いて、小説を書いて、ダンスが踊れるの??」
「そんな何でも出来る人いるわけないじゃん!!」
「そうだよねー?!はっはっはっ」

と、今にして思えば、実は全部当たっていたんです!!恐ろしいです!!笑

当時の私はといえば、まだまだ人の陰に隠れていて自信もなく、小さな会場を借りて絵を発表し始めたばかりの大人しい作家でした。今の十分の一もバイタリティーがなく、作品自体も若かったです。

私はぼんやりと「いつか米澤さんと仕事が出来るようなアーティストになりたいなぁ〜」と思いました。

それから来る日も来る日も米澤さんの作ったCDを聴く日々が始まりました!
「こんなに気に入っていますよ!」という気持ちをどうしても伝えたくなり、CDについていた連絡先にファンとしてメールを送ってみると、返信がありました!

そこからたまにメールをしたり、それを返して頂いて喜ぶという日々が何年か続きました。
そして忘れもしない、夫の転勤で長野県に住んでいたある日、ふと「米澤さんはどうしているかなぁー」と、バンドのブログを読もうとすると、そのページが閉鎖されていたのです。

迷いましたがどうしても気になり、直接米澤さんにメールをすると、そこでバンドを解散したことと、今は「阿波踊り」をやっているということを知らせれたのです。

突然、阿波踊りと言われても、何だかどう応援して良いか分からなかったのですが、「米澤さんのやることだったらたぶん面白いことにちがいない!」と思った私は今まで通りそっと応援をさせて頂きたい旨を伝え、メールも終わりに差し掛かったのですが、そのときに驚きの一言が送られてきたのです。

「阿波踊りで世界を目指します!」

携帯を片手に一瞬動きが止まるほど驚きました!
なぜ米澤さんの目標に、私がそんなに強く反応するかと言えば、
「米澤さんと一緒に仕事が出来るようなアーティストになりたいなぁー」と思っていたからに他ありません。

米澤さんが世界に出るなら、私も世界に出なければ一緒にお仕事をすることは出来ません!
日本から出る気もないような志では一緒に仕事をする資格はないでしょう。

さあ、困りました!
どうしましょう?!
「陰ながら応援しています」などという普通のメールを返す指はブルブル震え、焦りました!
そしてもう一度、自問自答しました。海外デビューを考えるということはリスクも大きいです。
「それでも自分は本当に米澤さんと一緒にお仕事をすることを目標に据えるのか?」と。
やるなら本気で海外へ気持ちを向けなければなりません。
「さぁ、どうする…?ちゃんと話したこともない相手だぞ?!」

丸一日考えた翌日、大きな真っ白い紙に、一番太い筆でドドンと書きました!

「世界一」と…!!

そしてそれを部屋に貼りました。

そんな、わたしが密かに大きな影響を受けた米澤さんが、先日初めての「講演会」を行いました!
その様子の動画を見て、ぜひみなさまにも見ていただきたいと思い、米澤さんに許可を頂いてここに紹介させて頂きます!
何かひとつでも、小さなことでも、一歩を踏み出す勇気を与えてくれると思います!

動画はこちら!

このブログを読んで下さっている友達や、応援して下さっている方々、そして興味を持って初めて訪れて下さったみなさまに、明日からでも未来が変えられることを信じてもらいたい。
そしてわたしの側にずっといてほしい。
それでいて、わたしよりも大きな存在になってもらいたい。

そんなふうに願う気持ちが生まれた「講演」でした。

米澤さんは不思議と、わたしが退屈しかけたときに連絡が取れる方です。
「次になにをすべきか」少し立ち止まって考えているときに決まって現れ、(主にSNSに現れ、笑)一番新しく、面白く、大胆な道を見せてくれるような気がします。

実際には「一緒に仕事をする」といっても、米澤さんたちのなさっていることと、わたしのしていることは少し異なるのですが、この先も光の糸のような不思議なご縁を大切にしていきたいと思います。

(null)


Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です